親子四代旅 その4
この宿、どうして見つけたのかというと、テレビ東京の“土曜スペシャル”「冬こそ行きたい!雪見の秘湯」として紹介されていたのをたまたま父が見ていて、“ここ行ってみたら!?”ということになったらしい。
建物は古民家風の造りで郷愁を誘う。
部屋に通されると、部屋にも囲炉裏があり、炭がセットされている。
幼稚園に古民家があり、かまどでご飯を炊くことにも慣れているコータロー。
火は、人間の本能に語りかける“何か”があるのかもしれない。
出されたお茶も飲まずに、早速火のそばにはりついている。
ひとつこの宿で残念だったことがある。
火をつける時、着火剤を真ん中に置いて、その着火剤に火をつけてその周りにおいてある炭に火をつけるようになっていたのだが、着火剤に火をつけるととにかくあの“ビニールの燃える臭い”が部屋の中に充満する。
もちろんしばらくの間のことなのだが、普段“新聞に火をつけそれから薪に火をつける”ことをしている私たちにとっては、こんな山の中に来て、とてつもなく人工的な匂いを部屋の中という密閉された空間で数分間嗅がないといけない時間になり、なんだか違和感があった。
もちろん、ここはみんなが泊まる宿だから、安全面にも配慮しなければならず、これはしょうがないことなのだが、あの匂いはちょっと残念。
そのあとも炭が部屋にたくさん置いてあり、火が消えてもまた着火剤で炭に火をつけることができたのだが、どうもそんな気分になれなかった。(もちろん、母はやっていたが…)
とはいえ、こたつも置いてある部屋の中。
親子孫ひ孫4人で足を入れてみかんを食べたり、お茶を飲んだり、素敵な時間を過ごすことができた。
母と祖母とコータローは、その後お風呂へ。
私は風邪の直後ということもあり、お風呂は寝る前に入ることにし、一人部屋でのんびりとすごした。
部屋の横には、雪が積もった庭が見え、その中を猫がのんびりと歩いている。
せかせかと過ごす毎日の中で、こういう時間をもてるなんてなんて幸せなんだろう。
誘ってくれた母に感謝感謝。
いよいよ、待ちに待った夕食のじかんがやってきた!
つづく。
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