守るべきものは何か?
先日、こんなことがあった。
家の中で、男の子達4・5人でふざけあっていた。持っていたものは柔らかいもの(キャンプの時に下にひくマットを丸めたもの)だったが、大きいものだった。
みんなだんだん大きくなってきて力が強く、遊び方も激しくなってきている。
それで、最初はやさしく小突きあっていたのだが、段々激しくなったようで、A君がそれを振り回したときに、B君の眼鏡にあたり、眼鏡が吹っ飛び壊れてしまった。
幸い、目は大丈夫だった。
B君は泣き出してしまった。
A君、B君のお母さんと子どもたちが周りを取り囲み大騒動になった。
その時、A君は自分のやらかしてしまったことを充分感じ取り、めちゃめちゃ“してはいけないことをしてしまった!!”と思っていたらしい。そして、A君のお母さんもそれをわかっていた。
A君のお母さんは「A、何かB君に言うことあるよね。」と言うと
A君は「ごめんね」といいB君も「いいよ」と言った。
A君のお母さんは、A君が充分反省しているのがわかったので、そのあと
「こんな、大きいのを振り回したらあぶないよね。今度からきをつけようね」と言った。
そして、それ以上はA君には何も怒らなかった。
もちろん、親同士の話で「すみません」という言葉や、弁償の話はあったが、私はみんなの前でA君を叱りつけなかったA君のお母さんをすごいなと思った。
こういうことがあったとき、まず親は、自分が親としての体面を守るために、子どもが反省してようがしてなかろうが関係なく、大声で自分の子供をしかりつけることがよくある。今までもそういう場面をよく見てきた。
ここで、守られているのは“親の体面(体裁)”
B君の親からしたら、A君の親に“もっと怒れ!!”という感情も芽生えるかもしれない。
でも、自分の子供が充分に反省しているのを感じとって、A君のお母さんは、自分の体面を守るより、子どもの気持ちを大切にした。
彼女(A君のお母さん)は、いつも子供側に立って物事を考えている。ここでいう“子供”というのは自分の子供だけではなく、“世の中の弱者である子供たち”である。
私は、とっさにコータローのことを子供たちのことを守れるだろうか。
感情的に自分の子供だけをひいきするというのではなく、子供の感情を感じ取り、その上で自分の体面や体裁をかなぐり捨てて、穏やかに守れるだろうか。
子供を守るために、大人は勇気を持たなくちゃいけないんだよな。
年下の彼女には教えられることばっかり。尊敬できる友達に出会えてよかった。
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